御朱印を集めながら吹田の神社仏閣を散策するということで、阪急吹田駅やJR吹田駅から電車に乗って駅から散策して訪問できる神社仏閣を紹介していくのですが。今回は番外編として阪急千里山駅から歩いて10分くらいのところにある千里山神社を紹介します。
阪急千里山駅の改札口を出て西口出口から信号を渡り坂を上る形でずっと真っ直ぐ歩いて行きます。
しばらくは通りにカフェや飲食店、コンビニが立ち並んでいますが、間も無くロータリーに着きます。
ロータリーは中心部に噴水があり、その周りにはベンチがあって住民たちの憩いの場となっているようです。
ロータリーを出ると今度は住宅が立ち並ぶ通りになっています。もともと千里山は、大正9年に北大阪住宅経営会社が、「郊外生活の理想郷」としてパリの凱旋門に擬して新しく作られた高級住宅地だそうです。モダンさを売りとした千里山住宅は、大正12年の関東大震災の頃、関東からも多くの住人が移って来て関東弁が広まり、”ハイカラ”な土地柄が生まれたそうです。なので通りの住宅を見ながら歩くと楽しいです。
途中で道が4つに分かれるところで曲がるので注意が必要です。曲がった後は真っ直ぐ上ると突き当たりに階段があるのでそれを登ると千里山神社に到着です。
千里山神社の基本情報ですが、先ほどの千里山の説明で出てきた北大阪住宅経営会社の矢野慶太郎専務が、千里山の氏神さん(守り神)として大正15年に京都の伏見稲荷神社から「倉稲魂神(うがのみたまのかみ)」を勧請し、春姫大明神(白龍神)を併せ祀ったのが千里山神社の始まりだそうです。
境内はこじんまりとした感じで入口をの正面には社殿があり、左側には「春姫大名神」の自然石の碑と蝋燭たて
があります。蝋燭たては吉本興業創始者の吉本勢から寄贈されたもので、石製の蝋燭たての脇には「吉本興業合名会社 吉本勢」と彫られています。どういう縁で蝋燭たてが寄贈されたのでしょうか?
その由来は入口付近の掲示板に貼ってある新聞記事を見るとわかります。ここには書きませんので実際に来てこの掲示板を見てみてください。では最後にお参りの印として御朱印を頂こうと社務所らしき建物に行くと誰もいなくてそれらしき掲示もありません。どうも後で調べてみると社務所ではなく神楽庫とのようです。ということで今回番外編とした理由はこれでおわかりと思います。そうです、御朱印がゲットできなかったのです。
残念ながら御朱印を集めることはできませんでしたが、千里山の雰囲気を感じながら天気も良い中で楽しいお散歩であったことだけは変わりません。