吹田って、大阪平野(おおさかへいや)にあるんですよね。地図を見ると。そして、市の北側が千里丘陵(千里丘陵)とよばれるなだらかな丘陵地。
そういえば、関西に暮らしていると「平野」を「ひらの」と読んでしまうかもしれませんが、関西以外では「へいや」です。
さて、大阪平野は、大きくは淀川河川(よどがわかせん)の三角州(さんかくす)。つまり、淀川水系の堆積物(たいせきぶつ)からなりたっている場所に吹田が位置しているというわけですね。
そこで、「ん?三角州?扇状地(せんじょうち)じゃね?」と思ったあなた。次の機会に語りましょう。
さて、脱線しましたが、河川の堆積層といえば農耕稲作地域向きでしょう。それに何より「吹田」という名前に「田んぼ」が組み込まれているし、名前の語源に「水が吹きだしてた湿地」とかいう説もある。
さあ、吹田市内に今なお残る田んぼを発見したら、しばし往時の「吹田」の景色、稲穂の揺れる広大な田んぼにゆるやかな丘陵地を瞑想してみるのをお勧めします。いいね〜、吹田。