御朱印を集めながら吹田の神社仏閣を散策するということで、阪急吹田駅やJR吹田駅から電車に乗って駅から散策して訪問できる神社仏閣を紹介していきます。今回はその第三弾として阪急関大前駅から歩いて30分くらいのところにある 素盞嗚尊神社を紹介します。
今回はこれまでの駅周辺の神社の中では最も遠いところになりますので、ラーメン激戦区として有名な関大駅前周辺で腹ごしらえをしてから向かってはいかがでしょうか。
素盞嗚尊神社ですが通称は江坂神社と呼ばれ、江坂の氏神様、産土神様として広く崇敬を集めてきたそうです。主神の素盞嗚尊(すさのおのみこと)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神で、やまたのおろちを退治した勇壮な神様としてよく知られています。この神社の言い伝えでは疫病、火難、水難などの災いから人々を守る御神徳があるともいわれています。昭和27年(1952年)ごろに作成されたとみられる「神社明細書」には、元暦元年(1184年)5月創立し、京都感神院(八坂神社)の分霊を迎え、嘉吉2年(1442年)に現在地に奉遷したとあるそうです。
ようやく素盞嗚神社に到着して大鳥居をくぐり階段を登ると拝殿があります。この拝殿は吹田市指定有形文化財にもなっています。江戸時代前期には現在のような景観になっていたようで建設史の観点からも価値の高い建造物だそうです。
手水舎で手と口を清めてからお参りします。拝殿にお参りした後はお稲荷様にお参りします。境内には家形石棺(いえがたせっかん)なるものがあり、ここもお参りできるようになっています。家形石棺とは、古墳時代にみられる石棺の一種だそうです。 蓋石が屋根形で、身は刳抜式または組合式の箱状の石棺の事をさすそうです。写真に写っているものが実物なのでしょうか。
最後にお参りの印として御朱印をもらいます。拝殿近くの社務所でもらうことができます。(ただし初穂料800円が必要です。) 書き置きの御朱印となりますが、何と2枚セットとなっております。
神社を出ると、すぐ近くに服部緑地があります。せっかく長い道のりを歩いてきたのですからぜひ立ち寄られたらいかがでしょうか。コロナの影響で運動不足になっている方にはぜひお勧めしたいと思います。