吹田市の大企業を探れ!③
こんばんは。
吹田市には日本を代表する大企業が多く所在していることをご存知でしょうか。
今回は「スシロー」について紹介したいと思います。
正式には株式会社スシローグローバルホールディングスです。
スシローと聞くと、回転ずし! ですね。
回転ずしはすっかりとメジャーになりましたが、歴史は古く1958年から元禄産業が元祖廻る元禄寿司として開始しています。
そんなスシローですが、様々なIT技術によって、お寿司が届けられていたのをご存じでしょうか?
特許技術「回転すし総合管理システム」により、お客様の需要に合わせた商品をレーンに流すことで、無駄を省き商品の廃棄削減を実現しています。(HPより抜粋)
このように、需要に合わせてレーンを回る寿司を変えることでフードロスへの取組をしています。
(最近では、レーンを回ることもなくなり、オーダー制になりましたね。)
店舗数は日本国内で626店舗ありますので、それぞれの店舗で1日当たり千円でも廃棄物を削減できることになれば、1日当たり626,000円の原価削減になります。
1年間(365日)にすると228,490,000の原価削減となりますね。
売上高が2132億円(6月1日HP情報)ですので、なかなか馬鹿にできない数字です。
さて、スシローの特許にはほかにもあり、
- 飲食物の消費量カウント装置
- 飲食物の提供装置
といった特許もあります。
レーンを回っている寿司(皿)をカメラで監視して、皿の有無でどの席の人が寿司をとったか、すなわち消費したかをカウントしています。
これにより、皿の枚数が自動的にカウントされているんですね。
また、最短ルートになるような特許もだされており、工夫がなされています。
このようなITを駆使して自動化や効率化を図っていますが、コロナ禍においてレーンを使用する機会も少なくなりました。
レーンも今は配膳方法の一つとなっている状態です。
回っている寿司を食べてみる、という一期一会の機会はなくなったのは残念ですね。
ということで、吹田市の大企業「スシロー」について紹介しました。
旭通商店街でもお寿司屋さんはありますので、たまには雰囲気を感じながら、寿司を握っている人を知りながら、食す寿司もいいのではないでしょうか?