1880年、プロイセン王子ハインリヒ は、吉志部(きしべ)神社の裏の釈迦ヶ池(しゃかがいけ)にお忍びでカモ猟に来ていました。カモ〜ん。
いやいや、ところで、プロイセン王子ハインリヒは、なんと初代ドイツ帝国のヴィルヘルム一世のお孫様!
そして、お母さんは、イギリスのビクトリア女王の長女。
つまり、大英帝国のビクトリア女王のお孫様でもある…
本物のセレブリティ。王子様。
なぜ吹田にいるんでしょう?長期滞在?
吹田のご宿泊は仙洞御料庄屋だった旧西尾家住宅だったかもしれません。
1880年だと、18歳!?
くぅ〜。裸の金髪美女…微妙に早い?いや、適齢期?
銃じゃなくて、弓だったら問題なかったってわけでもないでしょうに。
神社の裏の神秘の池だよ。釈迦ヶ池は。
それにしても、誰か止めないとさぁ。お供の大人は、何してたんだ!?
音が響き渡っていたのでしょうねぇ。ズダーン。ズダーンって。
そら、地元の人たちが集まってトラブルになるよね。
撃っちゃいけないところなんだもの。
で、地元青年がハインリヒを打撲。
オーマイガー
う〜む。まぁ、ポカリとやったのか、ボコボコにやったのか…
翌日、プロイセン王国側が大阪府と外務省に抗議したってことは、ボコボコ?
それにしても、次の週に関係者13名が処分され落着したって….落着?どういう意味なのか????
すみません。裸金髪美女とか、不謹慎きわまりない事でした。
この頃って、西郷隆盛、大久保利通も既に亡き後だから、伊藤博文、大隈重信、井上馨が対応に奔走したに違いないですよね。
NHK大河ドラマ「晴天を衝け」では、井上馨:福士誠治(ふくし せいじ)さん、伊藤博文:山崎育三郎(やまざき いくさぶろう)さん、大隈重信:大倉孝二(おおくら こうじ)さんの、あのメンツです!
いやはや、ドイツ皇帝の孫で、大英帝国のビクトリア女王の孫に手をあげたってのは、当時の政府を震撼させたでしょう。
それにしても処分は相当不平等な扱いだったようで、隠蔽(いんぺい)されたようです。
世界の大国と対等になるため、日本を立憲国家にするため、当時の維新の志士達、日本人は、悔しい思いをして、頑張ったんですわ!
吹田の釈迦ヶ池は、近代においても歴史的な出来事の舞台だったわけです。
むちゃくちゃ近代史の勉強になるわ!
すごいわ〜。吹田。
妄想「水戸黄門」~ 亀岡街道 ~ そろそろ終わりに近づきつつ、つづく