さて、吹田街道を行く水戸のご老公(ごろうこう)一行(いっこう)ですが、
私のキャスティングは、
水戸光圀:東野英治郎(とうのえいじろう)
佐々木助三郎:杉良太郎(すぎりょうたろう)
渥美格之進:横内正(よこうちただし)
うっかり八兵衛:高橋元太郎(たかはしげんたろう)
風車の弥七:中谷一郎(なかたにいちろう)
霞のお新:宮園淳子(みやぞのじゅんこ)
つまり初代水戸黄門ファミリー。
初代の黄門様は、とにかく渋さが光っている。威厳というか、迫力が違う。
そして当時の杉さま(杉良太郎)の助さんのイケメン度は半端なかったのよ。
助さんが里見浩太朗になってしまったときには、なんだか垢抜けて上品になってしまって少なからずガッカリしたもんだわ。
そして格さん、美声の横内正の格さんの「ここにおわす方をどなたと心得る、先の副将軍水戸光圀公なるぞ。頭が高い、控えおろう!!」の言葉は、比類ない!
従って、初代になってしまうわけです。
で、吹田の渡しから吹田街道を西に向かって行く水戸老公一行が(たぶん)目にしたのは、現在も残るこの道標。
そして、その先には、ならずものに囲まれている町娘(まちむすめ)が出現。
その娘は、すぐその先の庄屋(しょうや)の一人娘という感じでいくとしよう。
うっかり八兵衛「ご隠居!てぇへんだ!あそこで娘さんがならずものにかこまれてらぁ!」
ご老公「助さん、格さん、あの娘さんをならずものから救ってさしあげなさい」
そう。ご老公は、標準語なわけです。
助さん・格さん「はっ」
で、助さん、格さんがならずものを素手でバタバタと倒し、
ならずもの「おぼえてやがれ!」
ってな具合で、この場は一見落着。
で、水戸老公一行が助けた娘は、今も残る旧西尾家のお屋敷、そこの一人娘という設定でいきます。
南町の道標の近く、旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)。 吹田博物館のウエブサイトより
さて、ご当地の娘さんとのご縁ができた水戸老公一行は、吹田街道をさらに西へ進みます。