さて、吹田の渡しを出てすぐに庄屋のひとり娘を助けた後、水戸老公(みとろうこう)一行、程なく立派なお屋敷を(たぶん)目にします。


現在、「浜屋敷(はまやしき)吹田歴史文化まちづくりセンター」 ウエブサイトはこちら になっているこのお屋敷です。

八兵衛「ご隠居。それにしてもこのあたりはりっぱなお屋敷ばかりですね〜」


ご老公「この地は、古来から宮さまとご縁の深い地です。先ほどの娘さんのご実家は旧仙洞御料(せんとうごりょう)庄屋。つまり、上皇さまの所領地の管理人です。上皇さまの所領地に値する程、よい土地ということでしょう。水が良く、土壌が豊かな地として栄えているわけですね」

ご老公のうんちくは、知識人のそれであり現代人にもわかりやすい美しい標準語。
さらに、八兵衛とご隠居の会話は、ご当地グルメから物語の伏線となかなか重要なわけです。

さて、浜屋敷を出てすぐ、高浜神社の宮の前通りから高浜神社に向かって行きます。
そして神社を右手に正面が旭通商店街、左手が内本町コミュニティセンター、
そのコミセンの手前の細い道路が吹田街道筋。
この道をゆくと泉殿宮です。

さてここで、妄想「水戸黄門」〜吹田街道〜の悪役のラインナップを紹介。

摂津国某代官:川合 伸旺(かわい のぶお)
水戸のご老公の向こうを張る悪者トップは、このくらいの品格が欲しい。
支配欲、権力欲ゆえの悪が眼光するどく輝く悪代官界のカリスマ。

町奉行与力:山本 昌平(やまもと・しょうへい)
冷徹かつ非情、ぬぐえない邪悪感がただよう孤高の悪。立っているだけで凄腕感をだだよわせ、かつ血塗られた刀がことさら似合う。水戸黄門では血しぶきあげるようなシーンはないので、悪の権力に従順な非情の役人。

なにわや主人:遠藤太津朗(えんどうたつお)
なんだかんだ言ったところで、動機は「女」か「保身」だろ〜ってのがぴったりはまる。酒と脂汗と色好みがことのほか似合うギラギラテカテカの悪である。
悪徳商人の代名詞「なにわや」という名前もあつらえたようにはまる。

相当懐かしい顔ぶれに目頭が熱くなります。
いや〜ぁ、昭和の悪、特に水戸黄門の悪は、わかりやすい!
悪役の顔をみただけで、ワクワクしてきますわ〜

そして妄想「水戸黄門」〜吹田街道〜の旅はつづく

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